patagonia SPRING SUMMER 2024

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先日『レスポンシブル・カンパニーの未来~パタゴニアが50年かけて学んだこと』という本が出版され、話題となっているパタゴニア社。その2024春夏の新作発表会が1月下旬に東京の青山で開催された。

先の著作は、現在の「持続不可能な産業モデル」に対する事業責任への警告が主な内容だが、今春の新製品も同社の持続可能な社会に向けた、環境に配慮したモノ作りを象徴する製品が数多く発表された。

 

気になるフィッシングのカテゴリーでは、 初夏から夏のフィールドで着用したい『M’s Tropic Comfort Natural Hoody(メンズ・トロピック・コンフォート・ナチュラル・フーディ』がニューリリース。素材には、再生可能な天然ブナのパルプ技巧を凝らして作られた「モダール素材」を採用し、とてもソフトな肌触りと優れた通気性が特徴。それでいてUPF(紫外線防止指数)40+の高いUVプロテクションも誇る。やや長めの袖には親指用のループもあり、手の甲も日差しから守る設計で、帽子の上からでも被れる大きめのフードなど、細部にいたるまで水辺での機能性が考えられている(XS、S、M、L、XL 全3色 BUGL/TGY/STME ¥13,200)。

そしてもう一点は、薄手でありながらも3層構造で、ドライな着心地を保つ『Bolder Folk Rain Jkt(メンズ・ボルダーフォーク・レイン・ジャケット)』。リサイクル・ポリエステル100%のリップストップフェイスファブリックとトリコットバッカー、ポリエステル製メンブレン、PFASフリー(環境汚染の可能性があるフッ素化合物を使わない撥水加工)など、同社のエコ・テクノロジーが結集されたレインジャケット。防水、防錆、PUコートのセンタージッパーで水の侵入を完璧に防ぎ、チェストポケットと左右のウエルト式ハンドウォーマーポケットには大きめのルアーボックも収納できる。袖口はフィシングラインと接触しないように、ミニマルなヴェロクロタブとなっている。嵩張らないようにラミネート加工されたバイザーやアジャスター付きのフードも特徴の一つだ(XS、S、M、L、XL 全5色 ¥33,000)。

その他、遠征釣行などで活躍するダッフルバックの『Black Hole Duffle(ブラックホールダッフル)』も各種サイズがリニューアル。100%リサイクルのボディー生地、ウェビング、耐候性のあるリサイクルTPUフィルムラミネートを使用している

(40L~100L ¥22000~29,700 製品入荷は現時点では未定)。また今回シリーズのラインナップに加わった『Winwin Packing Tarp(ウィンウィン・パッキング・タープ)』は広げてシートにすることもでき、ウエーダーの収納にピッタリのアイテムだ(22L ¥11,000)。

 

これから始まる本格的なシーズンに向けて、ニューアイテム探しの参考になれば幸いである。

問い合わせ;パタゴニア(https://www.patagonia.jp)

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