総力特集は、この時期恒例の「鱒とハンドクラフトⅤ」。昨年に引き続き、キャリア数十年にも及ぶ、円熟の域に達したハンドメイドビルダーの方々を大きくクローズアップしました。
一押しの記事は、渓流ミノーイングのエキスパートとして知られる飯田重祐氏が、ハンドメイドビルダーとして活躍していた時代の回想録。アングラーズリパブリックに入社する前、彼は芦ノ湖に足繁く通い、モンスターブラウン用の『メゾン』というミノーを創っていました。その後、名品『バルサラピッド』が生まれるまでの経緯を、当時の写真と共に振り返ります。
また、ハンドメイドミノーを表舞台に押し上げた伝説のビルダー・村瀬達也氏の記事も見逃せません。芦ノ湖でグリグリメソッドによるブラウン・ミノーイングが大ブームとなった時、まさに彗星のように現れた「ムラセミノー」。その誕生秘話と今日に至るまでの長い歴史を、当時の貴重映像と共に……。ハンドメイドミノーの原点がここにあります。
特集2は、「スプーニング再前線!」。近年再び注目を集めている温故知新のルアーであるスプーンを、本流(佐藤慎司氏)、渓流(須澤康一氏)と言ったフィールド別、遡上鱒(田代惇也氏)、雪代岩魚&本流レインボー(船沢京介氏)など対象魚別に解説してみました。禁漁間近に大物と出会うために、また来シーズンへのステップアップとして、読み方いろいろです。
DVD特別付録は、「飯田重祐 初代バルサラピッドのミノーメイキング」。このDVDは今から12年前の2005年11月号で付録として発表したものですが、その後も復刻してほしいというファンからの要望が多く、今回飯田重祐氏の記事掲載するにあたって、リバイバル企画として再付録化しました。ミノーメイキングに興味のある方、すでに作り始めているけど上手くいかない方など、飯田氏がミノー作りのノウハウを余すところなく解説しています
その他、連載「異国の鱒(サハリンのイトウ)」やリールの話(最後のミッチェル)」など、秋の夜長を楽しむにはピッタリの一冊です。
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