ただいま発売中の秋/冬号。
総力特集は「鱒とハンドクラフトⅣ」。
その巻頭カラーが、名品RIVETの平本正博氏の記事です。
今から約35年ほど前、芦ノ湖や中禅寺湖、銀山湖など湖のルアーフィッシングの愛好家たちの中から、次々とハンドメイドミノーを作る人々が現れました。いわゆる第一次ハンドメイドミノーブームで、リベットも、その原動力となった伝説のミノーのひとつです。
記事では、平本氏の工房にお伺いして、リベット誕生の裏話からブレイクするまでの経緯、またミノー作りを再開してから今日までの事をインタビュー形式で紹介しています。
平本氏の工房には、記事でも紹介した中禅寺湖のレイクトラウト76cmの剥製をはじめとして、歴史を感じさせる品々の数々。でも、そのすべてを掲載することはできませんでした。
下の写真もそのひとつで、銀山湖の大イワナを剥製にしたもの。故・常見忠氏と芥川賞作家の故・開高健氏によって幕を開けたと言っても過言ではない国内のトラウトルアーフィッシング。 その舞台が銀山湖で、平本氏もその新しく、斬新で、夢のあるフィールドに、時間を見つけては通っていたと言います。
そして、そこで開高氏と知り合いになり、リベットミノーの知る人ぞ知る名作「開高蝮(マムシ)」が生まれることになるのです(詳しくは本誌参照)」
この大イワナの剥製は、そんな当時の様子を、工房の片隅でひっそりと物語っていました。
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